涅槃会(ねはんえ)をおつとめしました

相変わらずの寒さ⛄️ですがお変わりありませんか

昨日は「正覚寺さろん」の日でした。2月15日はお釈迦さま入滅の日ですので、涅槃会(ねはんえ)をおつとめしました。本堂には涅槃の様子を描いた涅槃図をかかげました

お釈迦さまが身を横たえ、そのまわりに、悲しみに耐えきれず声をあげて泣くお弟子や菩薩、動物の姿があります。空には、お釈迦さまの母親、麻耶夫人(まやぶにん)の姿。迎えに来られた?いえ、不老不死の薬を持って降りて来られたのです。しかし、その薬袋は、木の枝に引っかかって届きません

むなしく木にぶら下がる薬袋は、子を思う母親の気持ちだなぁ
仏弟子や菩薩の泣く姿
死の現実は決して生やさしいものではないのだ
こわくて現実から逃げようとする私に、お釈迦さまはなんと言うだろう

そんなことを考えながら涅槃図を見ていると、金の光に輝いたお釈迦さまが、嘆くみんなを照らしておられました

自分をしっかり持ち、仏の教えをしっかり心にすえて、安心して道をゆけ

絵の中ではなく、私の生きる道にいてくださり、背中を押してくださる
ここにお釈迦さまがいらっしゃいました