心ゆたかに人生を生き抜くために

江戸時代の正覚寺には、寺子屋がおかれていました。
まだ学校がない時代に、子供たちに読み書きそろばんを教え、知識を教えていたのです。
また、道徳も仏さまのみ教えを通して伝えていました。
それは、彼らが大人になった時の、地域社会を支えるものであったでしょう。
お寺を中心とした地域のつながりが存在していた時代です。

葬儀や年忌法要の法事、月参り、初産式などのお祝い事も、お寺の重要な役目でした。み教えを中心に、過去、現在、未来のつながりが存在し、それが、人びとの人生を生き抜く力となっていました。

現代になり、核家族化が進み、地縁、血縁が薄れ、家を継いでいく意識も薄れてきました。それと同時に、人びととお寺との関わりも少なくなりました。気楽になった反面、辛い時、悲しい時、逃げ場となる場所や人やみ教えが身近になくなったようにも感じます。

社会の形態はすっかり変化しましたが、人びとの悩みや苦しみは、2500年前のお釈迦さまの時代と変わっていません。生老病死、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦…。そんな苦悩の人生を生き抜くためのみ教えを、お釈迦さま、親鸞聖人がのこしてくださいました。

正覚寺は現代社会に応じた新しい方法で、歴史ある尊いみ教えを多くの人に伝えていきます。新しい寺子屋として、人びとに力をぬくもりを与え、みんなが心ゆたかでいられるように。

暮らしの中に仏さまのみ教えを

毎月15日は「正覚寺法座&さろん」を行っております。おつとめの後、法話をし、お茶とお菓子をお出しして、ゆっくりとみんなでお話をします。
また、直接お会いできない方への発信も積極的に行っています。
お寺の掲示板は、毎月1日に更新し、イラストや写真とともに法語と法話の2枚を載せています。同じものをポストカードの表と裏にも印刷して、月参りやご法事でお配りしております。
カラー8ページ「正覚寺だより」も発行し、親しみやすく、読みたくなる仏教マガジンを目指して、仏教や浄土真宗のみ教えを取り上げております。
ネットやスマホをお使いの方のために、インスタグラムやライン公式での情報発信も行い、美術館訪問の感想やオススメの本の紹介、行事のお知らせなども行っています。ライン公式では、お寺と個人の会話もできますので、日常の会話から相談事、質問まで幅広く活用していただいております。

報恩講

法話を聞く機会を

4月に永代経法要、10月に報恩講をおつとめし、そのご縁に布教使をお招きし、昼と夜1時間半ずつ法話を聞く機会をつくっています。時間をかけてゆっくり聞くと、み教えが心にしみます。

仏さまのみ教えは、社会や生活にはなくても良いものかもしれません。でも、人生のあゆみを考えたとき、心のよりどころ、道しるべとなります。

耳で聞くのではなく、皮膚で聞くという言葉を聞いたことがあります。難しい話は分からない、聞いても忘れてしまうわと思っても、何度でもお寺に足を運んでください。

心ゆたかに人生を生き抜くために、ご法話を聞く機会をお持ちいただければと思います。

お寺ヨガ

お寺ヨガで深呼吸を

月に2回、第1と第3月曜日にヨガを行っています。80分間、深く呼吸をしながら、ゆっくり体を伸ばしていきます。どこまでもどこまでも伸びていくように…。先生の声が気持ちよく、本堂に響きます。日頃の緊張感から解き放たれ、自然、人、様々なご縁を思います。
「ヨガをした日はよく眠れるわ」
「体が軽くなった気がするわ」
皆さんの感想も好評のようです。人数に制限がありますので、予約をしています。お気軽にお問い合わせくださいね。

花まつり

お寺でつながる

人と喜びや悲しみを分かち合う場所になれるように、つながりを作る場所になります。花まつりでは、大人にはお花のくじ引き。子供にはお菓子おもちゃ釣り。ピアノ演奏では、アニメソングから本格的なクラシックまで。また、お寺マルシェと題して、チャリティバザーも行います。
「使わなくなったものを誰かに使っていただく」
「誰かの大事なものを使わせていただく」
「売上金が困っている人の助けになる」
三つの気持ちを大事にし、事前に寄贈品を受付け、売上金は全額、本願寺仏教婦人会が推進するダーナ活動に寄付いたします。(今年はウクライナ支援の方へも寄付しました)

住職 橘堂正弘
法名 釈正弘
きつどうまさひろ 
しゃく しょうこう
スリランカの仏教を長年研究してきた功績が認められ、スリランカ政府から大統領列席のもと、仏舎利(お釈迦さまのご遺骨)が贈られました。今日も自転車で月参り。毎日皆さまと仏さまの話、日常の話をするのが元気の秘訣です。
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住職  橘堂晃一
法名    釈正晃
きつどうこういち 

しゃく しょうこう
オアシスの仏教の研究をしています。シルクロードの話を聞いてくだされば、たくさん話題があります。「正覚寺のけいじばん」を毎月制作し、カードにしてお配りしております。様々な法要、ご法事を通じて、皆さまと共に、仏さまの願いを聞き味わいたいです。
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坊守 橘堂祐子
法名 釈妙祐
きつどうさちこ
しゃく みょうゆう
お寺と住職を支えて50年。気力、体力共に、まだまだ元気に頑張ります。住職とのかけあいは、「さすが大阪の人だ!」と皆さまに感心していただいております。(もちろん、ツッコミ担当)
橘堂麻美
法名 釈響麻
きつどうあさみ 
しゃく きょうま
ホームページや「正覚寺だより」の制作、インスタグラム、ライン公式の発信を通じて、お寺、仏教のみ教えを身近に感じていただけるようにと願っています。「正覚寺だより」のイラストも描いています。住職さんの絵が好評で嬉しいです。
ホームページ制作についてインタビューしていただきました。

宗派

浄土真宗本願寺派[じょうどしんしゅうほんがんじは]

寺号

慧明山 正覚寺[えみょうざん しょうがくじ]

本尊

南無阿弥陀仏(阿弥陀如来)[なもあみだぶつ(あみだにょらい)]

宗祖

親鸞聖人[しんらんしょうにん]

本山

龍谷山 本願寺(西本願寺)[りゅうこくざん ほんがんじ にしほんがんじ]

所在地

大阪府堺市北区船堂町1丁14番23号

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